NEW小林雅英を愉しむ。
つい先日の(今回じゃない、前回のシリーズ)オリックスとの試合、第二打者からワタシは「NEWコバマサ」になったのではないかなと思っている。「NEWコバマサ」とはなにかといえば「ストレート、シュートで通じた時代に別れを告げ、スライダー、フォークの割合をぐっと増やす配球にする」というものである。
以前はコバマサ=150キロシュートであった。コバマサ自身も得意球は?との問いに「ストレートよりも速いシュートです」としばしば答えていた。ところが、ここしばらくストレート、シュートが通用しない。一級品ではあるのだが、おそらく慣れられた部分が大きいと思うが、割りと簡単にミートされるのだ。そして勤続「微」疲労か、年令的なものか、2、3年前ほどよりは威力も落ちたような気がする。ただ、今でも150キロを超えるボールは投げられる。だが、毎度毎度は投げなくなったのだ。勝負どころではぐっと力を入れ150キロ近く、あるいは超えるストレート、シュートを投げるのだが、そうでないところでは140キロ近くまで落としたストレートなどを投げるのをよく見るようになった。以前はここまで落とさなかったように思う。あるいは力を使わなくても「名前」でバッターを抑えていたのかもしれない。
が、さすがに慣れられた。こういう関係で、ノーアウト、ワンアウトで打たれランナーを出すということがしょっちゅう起こるようになった。その後は大体抑えるのだが、たまに連打され同点、逆転されたりする。これをリンク先にある「我がマリ」の管理人さんは「コバマササスペンス劇場」などと呼んでいる(笑)。
コバマサは以前からいいスライダー(普通の軌道と縦スラの2種類)、フォークを持っていた。だから我々ファンははがゆい思いで見ていた。「もっとスライダーを使え!!」と。その配球をいよいよしだしたのだ。(これは私は勝手に感じてる事なのだが)コバマサは「もう今までと同じでは通じない」と本気で感じるようになったのではないか。というのも、本当に先日の試合途中から「ガラっと」配球が変わったのだ。
ただ、スライダーがコントロールつかないとこれも困ってしまう。昨日の試合がそうだった。彼の中ではスライダーがコントロールを一番つけづらいのか?対して今日の試合は完璧だったと思う。NEWコバマサの配球だった。
ワタシは今シーズン安定しないときのコバマサを見て、「もう、一度下げろ!ヤブタ、フジタをストッパーで使え!!あるいは3人で併用しろ!!」なんて思っていた。でもこのNEWコバマサならいい。ストッパーとしてまだまだやっていける。
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テーマ:千葉ロッテマリーンズ - ジャンル:スポーツ
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